しかし、これらのことを評価要素にすることが妥当であるとわかったとしても、一企業が独自に評価基準書を作ることは困難です。成果や生産性は企業内でも十分数値化できそうですが、他のことについて、「こうであれば10点、こうであれば9点、・・・」というような採点基準を作ることは膨大な時間と費用を要します。
そこで登場するのが目標管理です。すべての従業員に対して統一的に使えるような、汎用的な評価要素を決めることはあきらめ、評価要素は従業員個別に設定します。設定の作業も従業員自身にやってもらいます。次回はこの目標管理について考えます。