面接(インタビュー)には事前に質問を用意して、それに沿ってインタビューを行う「ストラクチャード・インタビュー」(構造化面接)と、事前に質問を用意するが、状況に応じて柔軟に対応する「セミストラクチャード・インタビュー」(準構造化面接)、事前に質問を用意しないで成行きに任せる「アンストラクチャード・インタビュー」(非構造化面接)があります(須田敏子『HRMマスターコース』慶應義塾大学出版会)。
ストラクチャード・インタビューやセミストラクチャード・インタビューの方が、アンストラクチャード・インタビューよりも高い業績を上げる人を引き当てる確率が高くなります。アンストラクチャード・インタビューは能力ではなく人柄を推測する手段にとどまりがちです。
ストラクチャード・インタビューでよく使われる方法には、「このような状況が起きたら、あなたならどう対処しますか?」ということを聞く「状況インタビュー」と、「これまでの経験で、こういう場合はどう対応しましたか?」ということを聞く「行動インタビュー」があります。