訓練ニーズの分析では、「学習目標の明確化」ということが重要です。学習目標は「目標行動」「評価条件」「合格基準」という3つの角度から明確にします。
目標行動とは、訓練の結果としてどのような行動をとれるようになれば良いのかということです。たとえば
「評価を正しく行える」
では漠然としすぎています。また、一回の訓練で目標設定から業績評価まで理解させることは困難です。
「部下の目標設定を適切に行わせることができる」
でもまだ不明確です。何をもって適切とみなすのかがわかりません。
「目標設定期における評価者の実務について説明できる」
とするとより明確になります。
(参考文献)中原淳編著『企業内人材育成入門』(2006、ダイヤモンド社)