42-2.学習と成長の視点とは

バランスト・スコアカードが提唱する、企業が目標を立てるべき4つの視点の最後である「学習と成長の視点」とは、人材活用の領域です。社員の能力をいかに高め、引き出すかということです。

この視点に関する目標は、全体の15から20%のウェイトを占めるようにします。

 

この視点では①能力開発、②情報共有システム、③社員満足という3つの分野に分けて目標を設定します。売上や顧客獲得数、顧客満足で目標を立てても、社員の能力が過去と同じでは達成できません。個々の社員に能力があっても、情報を共有する仕組みがなければ組織力につながりません。何より社員は、不満を抱えていては能力を発揮できません。

3分野すべてで目標を設定する必要はなく、通常は2項目程度の目標を設定します。

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