17-3.「すり合わせ会議」を行うこと自体がメッセージ

評価基準のすり合わせ会議では、各評価者が、達成度や難度を決めるにあたって迷った点について議論します。前記の、被評価者の公正感を高める条件の第5項を思い出してください。すり合わせ会議は一貫した評価基準を適用するための努力です。会議は評価の信頼性(誰が評価しても似たような結果になる程度)を高めるとともに、評価者のスキルを上げる効果があります。自己評価を鵜のみにするような行為に対する牽制にもなります。この会議をやっていること自体が社員に対して、安易な評価をしていないというメッセージになります。

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