37-1.大企業の間でブーム、「グローバル・グレーディング」とは

大企業の間で「グローバル・グレーディング」という制度を取り入れる動きが盛んになっています。企業グループに属する世界中の会社の社員を同一の基準で等級格付けすることです。

 

社員を等級格付けすること自体はどこの会社でもやっていることですが、グローバル・グレーディングで特徴的なのは、格付けの基準が「職務価値」であることです。

 

等級というのは「このくらいの○○の人には△△円~△△円の賃金」という、賃金を決めるときの大枠です。この「○○」のところに「能力」という言葉が入る賃金制度を「能力給」と呼び、「職務価値」という言葉が入る賃金制度を「職務価値給」と言います。グローバル・グレーディングは典型的な職務価値給です。

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