いろいろなデータが、計画が事業を成功させる確率を高めることを示しています。大阪商工会議所が行った調査によると、事業をうまく進めている企業ほど、事業計画をきっちり作成する傾向にあるといいます。カナダでは中小企業の約3割がビジネスプランを作成しており、作成している企業ほど高い業績を上げる傾向にあるとうデータがあります。アメリカでは急成長しているファミリー企業の7割がビジネスプランを作成しているというデータがあります。起業戦略論は、ビジネスプランは①経営者の考えを整理することに役立つ、②問題が生じたときに軌道修正するのに役立つ、③社内で問題意識を共有するのに役立つと教えています。
(参考文献)
小樽商科大学ビジネススクール『MBAのためのビジネス・プランニング』(2012、同文館出版)