21-1.主観評価はなぜ難しいのか

「○○しているか」という問いに答える形の、主観評価は、いったん問いを作ってしまえば運用が簡単(ごまかしがきく?)です。その一方で最大の困難は、作るのが途方もない作業だということです。

 

評価要素に盛り込むべきことは、社員が煩わしいと思う一方で、会社にとって価値があることですが、そのようなことは会社よって大きく異なります。同じ会社でもトップが変わると異なります。とても一般化できるものではありません。作成した人事部員が「ではどうしたらよいのだ」と言おうものなら、「それを考えるのがあなたたちの仕事だろう」と言い返されるのが関の山です。たとえば「・・・の知識をじゅうぶん持っているか」というものが基準として合意を得られたとしても、次は「何をもって知識を持っていると評価するのか」という議論が出てきます。

 

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