41-3.製品・サービスの開発における目標

ニーズを満たすべき市場が明らかになったら、次は投入する製品を開発します。このステップのキーワードは「売上貢献度」「スピード」です。

 

売上貢献度の指標としては次のようなものがあります。

 

・新製品売上高比率=新製品の売上高/総売上高

  • ・特許取得製品売上高比率=特許取得製品の売上高÷総売上高
  • ・自社の新製品発売件数÷競合他社の新製発売入件数
  • ・研究開発投資利益率=新製品関連利益÷研究開発コスト

 

スピードに関する指標としては次のようなものがあります。

  • ・新製品投入件数=新発売した製品の件数
  • ・新製品発売件数/新製品計画件数
  • ・新製品開発期間=新製品の開発から発売までにかかる月数
  • ・損益分岐点時間=新製品の「研究開発期間+発売後損益分岐点に到達するまでの期間」

新製品の開発は、MBOのサイクルである半年の間には通常収まりません。そのような場合は、開発の過程をいくつかのステップに区切り、それぞれのステップに要する期間を目標にします。

 

研究開発が終わって製品が発売されると、その時点で開発にかかったコストが確定します。開発コストを、新製品による利益が賄うまでにかかる時間が損益分岐点時間です。損益分岐点時間は、より早く、より収益性ある製品を開発することによって短縮されます。

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