今の事業だけでは将来先細りになるという認識を持っている企業は少なくありません。しかしそのために今期は何をやるのか、どこまでやるのかということまで明らかにしているところは少数派です。
経済学者の野口悠紀雄氏は、「起業しないことが安全であるわけではけっしてない。現在の日本では、これまでのことを継続するのが最大のリスクとなっているのである」といっています。新しい試みを始めることは、目標に加える価値がじゅうぶんあります。
（参考文献）野口悠紀雄『日本を破滅から救うための経済学』（2010、ダイヤモンド社）